観葉植物の育て方
観葉植物の多くの種類は、日本の真夏、あるいは梅雨どきに、我々日本人がよく言う不快指数が高いと言うような所、高温、多湿な地域、場所を「ふるさと」にしています。
彼等の多くにとっては高温で湿度も高い、太陽の光が燦燦と照り付ける南の島、あるいは密林の奥の高い木々に覆われて、日の光もよく届かないような場所、がとても「居心地」のいいもともとの棲家なのです。
我々に心地よい、日本の春、秋の小春日和は、彼らにとっては、とても嫌な季節かも知れません。ましてや寒く乾燥している冬、冷暖房のよく効いたオフィス、太陽光線のよく届かないリビングなどは彼ら、彼女たちには、もっとも避けたい場所ではないでしょうか。
けれども彼らはそこで生きて往かなければなりません。ほとんどの植物は自分では移動できません。3000年以上生きている縄文杉でも、半年生きない名も無い雑草でも、一度種が落ち根が生えたその場所で芽を出し、葉を開き、花を咲かせ、種子を残し、そこで自分の一生を終えます。
皆さんがよく目にする鉢植えの花、観葉植物でも、それが一度置かれたその場所が、少々温度が低くても、明るさが多少不足していても、ご主人が多少いいかげんな人であっても、彼らは自分で自分の生きる環境を変える事はできません。そこが終の棲家と思い懸命にその場所に適応し、命を輝かせている姿がそこにあるのではないでしょうか。ぜひ共に生きる生き物として、彼らを温かく見守ってあげたいものです。
観葉植物を長生きさせる9つのコツ
忘れずに水をあげましょう。
置く場所、種類, 季節によって異なるので1週間に1度、3日に1度と決められませんが、表面が乾いてからあげるのが基本です。水やりはメリハリをつけてください。
窓際のカーテン越しの光が当たるような所がよいです。長い間室内の日のあたらない場所に有った植物を、強い直射日光に当てると日焼けしてしまいます。
植物たちの変化への対応スピードはゆっくりです。
植物は風の刺激によって成長が促されます。
自然界では鳥,他の虫、蜘蛛、蜂、カマキリ、などなど多くの天敵が掃除してくれます。
自然の状態から見ればとても小さな鉢の中です。すぐ肥料過多になります。
桜の花の終わった後、もしくは、梅雨の季節などが適しています。
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